職員の就業環境の改善に対する意識の醸成を図り、介護人材の定着に繋げています。
受賞テーマ
「職員の就業環境の向上と自己実現の支援」
(取り組みついて)
平成9年に社会福祉法人として設立し、介護保険制度が始まる前の措置制度時代より新卒採用をすすめてきました。現在は当初新卒採用したスタッフが中堅となり、チームリーダーとして活躍していくようになっており、子供を産んでも働きたいという職員が増えてきています。
経験ある職員が子育てのために退職するのはもったいないので、出来る限り就業環境を整え、育児制度や福祉厚生制度を利用するよう積極的に促してまいりました。
継続して積極的に取り組んできたところ、中堅職員の離職の減少につながっていきました。
平成26年度~平成28年度の3年間の介護施設の育児休暇取得者は17名でした。現在の取得者のうち、約半数以上が平成26年度以前に出産した2人目以上の育児休暇取得者であり、安心してライフプランを叶えられる環境が整ってきました。
子育てがひと段落した職員はフルタイムシフトの復帰など進んでおこなっております。
また、ご家族と、妊娠や子育てについての話題から交流が増えたり、スタッフが子供を連れて会社に来る事で利用者を喜ばせる事ができ、職場や施設が明るくなりました。
なおかつ、妊娠したスタッフに対し周りが協力し支え合っていくことでスタッフ同士の協調性が育ちました。
今後も子育て支援の人が増えてきた時の人員配置(パートの補充など)や産休の代替えについて常に考慮していくことは課題ですが、引き続き就業環境を整え、人材の定着を図ってまいります。